技術内容
Clothcreen(クロスクリーン)は、クッション・ぬいぐるみ・衣類などの柔らかい布製品の表面をディスプレイに変える表示技術です。本技術により、日々の生活で使う柔らかい日用品を情報表示のインタフェースとして拡張することが可能となります。さらに、布製のインテリア家具や玩具などの表面に絵柄を表示して外観を動的に変化させるような、テキスタイルの「時間的な装飾表現」を実現します。本技術の特徴は、「柔軟性・表示品質・携帯性」を実現している点にあります。従来は、布の上で情報を表示する際に「柔軟性」と「表示品質」を両立することが困難でした。本技術では、布地の上に透明な蛍光性インクの発光パターンを印刷し、布地の下から紫外光を投影することにより、布が本来有する柔らかさや手触りを損なわずに画像や文字を細かく鮮明に表示することを実現しました。さらに、光源が柔軟物の内部に全て組み込まれているため、携帯性を実現しています。また、Clothcreenは家庭用印刷機を用いて制作が可能であるため、家庭・オフィス・室内のイルミネーションなどへの導入が容易であるという側面も持ちます。動画はこちら