人に寄り添うCG/VFXによる映像表現
人の感情をコンピュータで表現する新しいテクノロジーの研究が進んでおり、CG映像による表現の領域も、大きく広がって来ている。
このコンファレンスの前半では、ACM・ SIGGRAPHの対外関係チェアであるDiana Arellano氏に、人間の感情とコンピュータの関わりをテーマするAffective Computingについて解説して頂くと共に、現在のCGIプロダクションで取り組まれているCG&VFXについても紹介して頂きます。
後半では、「NHKスペシャル 恐竜超世界」のCG/VFXスーパーバイザーを務めるNHKの松永孝治氏に、「恐竜超世界」のCG/VFX制作の状況を中心にお話ししただき、昔と今の違いなども交えながら、番組制作の中で蓄積されてきたNHK・CG制作チームの活動を紹介して頂きます。
このお二人の講演を元に、CGによる感情表現やインパクトのある映像表現など、人に寄り添うCG/VFX制作への取り組み方について、パネル・ディスカッションを行います。
モデレーターは、NHKでCGやデジタル技術による映像制作の創成期から関わり、先端技術動向に詳しい元女子美術大学教授の為ケ谷秀一氏が務めます。
<逐次通訳が付きます。>
- タイトル
- TC-133SIGGRAPH招聘特別セミナー「人に寄り添うCG/VFXによる映像表現」
- 日時
- 11月13日(水)
- 会場
- 国際会議場 201会議室
- 時刻
- 14:05 - 15:25
- 事前登録
- 登録はDCEXPOと同時開催 InterBEE主催のJESAサイト からお願い致します。
- 出演者
-
- Diana Arellano 氏
ACM SIGGRAPH External Relations Committee Chair
Pipeline Team Leader,
Mackevision, Part of Accenture Interactive.
ベネズエラの国立シモン・ボリバル大学で理学士号(BSc)と理学修士(MSc)を取得し、スペインのバレアレス諸島大学では博士号を取得。主に機械学習を融合させたAffective Computing(アフェクティブ・コンピューティング)の研究に従事し、現在ドイツのシュトゥットガルトにあるMackevision, Part of Accenture InteractiveでPipeline Team Leaderを務めている。SIGGRAPHへの関わりは、彼女が学生ボランティアとして参加していた12年前にまで遡り、現在はACM SIGGRAPH External Relations Committee Chair を務め、ACM SIGGRAPH Diversity & Inclusion Committeeのメンバーでもある。 - 松永孝治 氏
NHK 放送技術局 制作技術センター
番組制作技術部 CG/VFXスーパーバイザー
「坂の上の雲」「八重の桜」「荒神」などVFXを活用したNHKドラマや、「生命大躍進」「恐竜超世界」などNHKスペシャルのCGVFXも多く手がける。「恐竜超世界」ではVFXスーパーバイザー・VFXプロデューサーとしてリアルな恐竜世界を作り上げた。 - 為ヶ谷秀一 氏
メディア・テクノロジー・コンサルタント
1960年NHK入局。CG制作システム、デジタル映像技術開発。3DCG「花鳥風月」(SIGGRAPH82 入選)、MITメディアラボと共同研究によりNHK特集「21世紀は警告する」(85年ギャラクシ-大賞)で、世界初CGキャスターを開発。㈱国際メディア・コーポレーション(メディア開発)、世界初のスペ-スシャトルへのハイビジョンカメラ搭載。女子美術大学および大学院教授。評議員を歴任。(現在)DCAJ評議員。アドバイザー(メディア・テクノロジー)。
所属学会(映像情報メディア学会、ADADA、ACM-SIGGRAPH)
- Diana Arellano 氏