神経美学とは、脳・認知と美的体験や芸術活動との関係を研究する学際領域です。神経美学による美的体験の枠組みをデジタルコンテンツに拡張することで、メディアコミュニケーションの新たな可能性を展望します。
- タイトル
- TC-134【DCEXPO基調講演】神経美学と対話するデジタルコンテンツの未来 ーメディアコミュニケーションにおける新たな枠組みと可能性を展望するー
- 日時
- 11月13日(水)
- 会場
- 国際会議場 201会議室
- 時刻
- 15:40 - 17:00
- 事前登録
- 登録はDCEXPOと同時開催 InterBEE主催のJESAサイト からお願い致します。
- 出演者
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- 石津智大 氏
ロンドン大学ユニバーシティカレッジ
生命科学部 生物科学科・シニアリサーチフェロー
博士(心理学)
2003年早稲田大学文学部心理学専修卒業、2006年同大学院文学研究科心理学専攻修了、2009年慶應義塾大学社会学研究科心理学専攻博士課
程単位取得退学、同年9月博士号受領。2009年からロンドン大学ユニ
バーシティカレッジリサーチフェロー,日本学術振興会特別研究員,
日本学術振興会海外特別研究員、ウィーン大学客員講師を経て,2018
年より現職。
専門は神経美学・芸術認知科学。実験心理学と認知神経科学手法を利
用して、感性の心理学的プロセスと脳内機構の研究のほか、芸術技法
の知覚、神経疾患と創造性、感性科学の臨床応用などを研究している。
著書に、神経美学を総括的に論じた国内初の著書『神経美学 美と芸
術の脳科学』(本年8月発刊、共立出版)など。主な論文に、Toward a
brain-based theory of beauty (2011, Plosone), the brain’s
specialized systems for aesthetic and perceptual judgment (2013,
European Journal of Neuroscience), the experience of beauty
derived from sorrow (2017, Human Brain Mapping)など。
社会活動として、Dana Foundation(ダナ財団)、International
Association of Empirical Aesthetics(IAEA:国際経験美学会)
- 河合隆史 氏
早稲田大学 理工学術院 基幹理工学部
表現工学科・教授 博士(人間科学)
認定人間工学専門家
1993年早稲田大学人間科学部卒業、1998年同大学院人間科学研究科
博士後期課程修了後、早稲田大学国際情報通信研究センター専任講
師などを経て2008年より現職、現在に至る。なお、2008年度および2016
年度に、フィンランド・ヘルシンキ大学行動科学研究所に訪問教授と
して赴任。
人間工学を専門として、立体視映像(3D)やバーチャルリアリティ(VR)、
超高精細映像(UHD)など、ヒトと先進映像システムのインタラクション
に関する研究に従事。生体計測を中心とした評価研究に加え、その
知見や手法を活用したコンテンツ制作やシステム設計などにも取り組
んでいる。
スーパーバイザなどの立場で制作に参加した3D映画に、「Moomins and
the Comet Chase(フィンランド、2010年公開)」、「映画 怪物くん
(日本、2011年公開)」、「STAND BY ME ドラえもん(日本、2014年公
開)」ほか。
主な著書・訳書に、「バーチャルリアリティ映画制作」(カットシステ
ム、2018年)」、「3D立体映像表現の基礎(オーム社、2010年)など。
社会活動として、 International Ergonomics Association(IEA:
国際人間工学連合)Executive Committee、Advanced Imaging Society
(AIS:先進映像協会)Japan Committee Chair など。
- 石津智大 氏