凸版印刷は、屏風絵などの絵画資料に描かれた町の中を、様々な分野・立場の人々が共にフィールドワーク(絵解き)を行い、デジタルアーカイブデータ上に文化情報を蓄積する為のシステム「オンライン・フィールドワーク・システム(ETOKI)」を開発。国宝「洛中洛外図屛風(舟木本)」をテーマにした本システムのプロトタイプを展示します。タブレットを操作し、データを拡大縮小したり、埋め込まれた多様な情報を閲覧することができます。
技術内容
凸版印刷は、1997年から文化財のデジタルアーカイブデータの公開手法としてVR技術を用いた「トッパンVR」の開発に取り組み、国内外の貴重な文化財をテーマとしたVR作品を数多く製作しています。製作したVR作品は、VRシアターでの上演やセミナーなど多彩な展開ができ、文化財を後世へ継承するために役立てることができます。今後は、VR作品を文化観光へも展開し、凸版印刷にしか実現できない特別な文化体験を提供していきます。