2019年11月13日、《デジタルコンテンツEXPO 2019》において、基調講演『神経美学と対話するデジタルコンテンツの未来 メディアコミュニケーションにおける新たな枠組みと可能性を展望する』(講演者:石津智大氏=ロンドン大学(現、関西大学)、河合隆史氏=早稲田大学)を開催し、今世紀に新たなサイエンスとして登場した「神経美学(neuroaesthetics)」とデジタルコンテンツとの協調を提起し、注目を集めました。
基調講演から半年のうちに、世界は新型コロナウイルスのパンデミックにより大きく揺らいでいます。人間性をより豊かにし、その力を主体的に発揮していくために、デジタルコンテンツが寄与する道を掘り下げていくことは、大いに望まれるところです。
講演では、神経美学の祖といわれるセミール・ゼキ教授とともに2009年からロンドン大学ユニバーシティ校を本拠地として神経美学の先端研究をすすめる若きエース石津智大博士(現、関西大学准教授)と、3D映像、VRなど先進映像システムを中心に人間工学の手法でデジタルコンテンツ研究をすすめる第一人者、河合隆史・早稲田大学教授に、美を感じる脳をもつ人類の体験・イメージ・創造とコミュニケーションの豊かな深化に期待をこめて、デジタルコンテンツの未来を多視点で語りあっていただきました。
このたび両講演者のご厚意により、講演録としてあらためて執筆いただき、講演主催者である一般財団法人デジタルコンテンツ協会のホームページ
https://www.dcaj.or.jp/ からPDFで公開するはこびとなりました。ぜひ、ご覧ください。
◇一般財団法人デジタルコンテンツ協会のホームページ ⇒⇒⇒ https://www.dcaj.or.jp/
【おことわり】
講演者の石津智大博士は、2020年4月より関西大学文学部心理学専修准教授に就任されましたが、本講演録では、一部、講演当時のお立場のままで記載しています。
また、講演者名の敬称を省略させていただきます。どうぞ ご了承ください。