本年6月に開催されたE3 2012 にて「Agnis Philosophy - FINAL FANTASY REALTIME TECH DEMO」という3分半のリアルタイムCG映像作品がスクウェア・エニックスより公開されました(参考:http://www.agnisphilosophy.com/)。「ハイエンドPCを用いてプリレンダーCG映像を品質を落とすことなくリアルタイムCG映像として再現する」という技術目標の下、世界観やシナリオも丁寧に構築された映像作品に仕上げた結果、国内外の開発者、ゲームユーザーから多くの賞賛を頂きました。本セッションではこの作品の「コンセプトワーク」「プリレンダーCG映像制作」「リアルタイムワークフロー」「リアルタイムCG技術開発」における制作過程や、訪れた困難とその克服について紹介します。
スクウェア・エニックスCTO
テクノロジー推進部担当コーポレートエグゼクティブ
新世代ゲームエンジン「Luminous Studio」開発リーダー
ハイエンドリアルタイムCG映像作品「Agnis Philosophy」プロデューサー/ディレクター
MMO RPG「FINAL FANTASY XIV」テクニカルディレクターなどを務める。
愛知県出身。1997年東京大学工学部卒業。
CEDEC 2008, CEDEC 2010 講演。