整形外科の治療・手術の際には、二次元平面への投影像、三次元静止像が参考とされてきましたが、上記情報だけでは限界がありました。そこで、骨関節の三次元形態および動きを解析する技術「CTまたはMRIを用いたレジストレーション」と「2D3D レジストレーション法」の開発に至り、生きた人間の関節の動きは、従来の医学教科書に記載されている献体の動きとは異なることを、大阪大学運動器バイオマテリアル学教授の菅本一臣教授の研究チームが発見し、1998年から研究を開始しました。
10年以上にわたって生きている人間ですべての関節の形態や動きをCTやMRIで撮影し、静止イメージ画像をコンピュータ解析したモデルを元に、チームラボが共同開発を進めました。
<特徴>
●世界で初めて、献体とは異なる生きた人間の関節の動きを3Dで再現しています
●CTやMRIのデータから忠実に人体の形態を再現した3D人体模型です
●全身表示から直感的に操作可能です
●1000近くの対象部位を即座に検索・表示できます
審査委員講評
デジタル教科書・3D人体解剖アプリとして素晴らしい出来である。操作性に優れ、世界でも類例のない出来栄えで、生きた人間の骨格の動き・人体の形態を忠実に再現したという点が評価できる。© 菅本一臣 (整形外科医師, 大阪大学教授) + チームラボ, 2013, アプリケーション