世界最大のコンピュータ・グラフィクスとインタラクティブ技術の国際会議であり学会であるACM SIGGRAPH会長のJeff Jortner氏を招き、SIGGRAPHで採択されている技術の最近の傾向と将来の方向性、時代が求める技術、産業応用の可能性などについて語っていただきます。
経済産業省からは、メディアコンテンツ課の佐合課長に、日本のコンテンツ政策、コンテンツ技術の振興や国際展開に関わる施策をご紹介いただきます。
また、Jortner氏、VR/AR技術の第一人者である慶應義塾大学の舘教授、CGやAR技術を研究開発し産業に応用する立場の企業からのパネリストによるパネル討論では、新しい技術の芽を産業や社会にどのように活かしていくか、また、日米の協力等について討論を行います。
日時
10月25日(金)
13:00 開場 13:10 開演 14:50 終了
場所
センターステージ
出演者
  • Jeff Jortner
    ACM SIGGRAPH会長

    As a Principal Member of the Technical Staff at Sandia National Laboratories, Jeff has over 26 years of experience in leading, developing, evaluating, and applying novel tools for Scientific Visualization, Geospatial Analysis, Visual Analytics, and Computer-Aided Modeling. His current research interest is in innovative visualization tools and environments for engineering systems.

    He is a member of ACM SIGGRAPH, ACM and the IEEE Computer Society with a Ph.D. in Mechanical Engineering from Louisiana State University.

    Jeff is President of ACM SIGGRAPH and has been a member of the organization for over 30 years. He has served in a number of roles over the years including founding member of the Rio Grande SIGGRAPH chapter, SIGGRAPH conference committee chair positions (Registration, Networking, and Panels), Information Director and Treasurer.
  • 佐合達矢
    経済産業省 商務情報政策局 文化情報関連産業課長

    東京大学経済学部卒。1991年経済産業省入省。産業政策局産業構造課、資源エネルギー庁長官官房原子力産業課、大臣官房調査統計部管理課、国土庁土地局土地情報課、資源エネルギー庁石油部計画課を経て、1998年米国留学(コロンビア大学)。2000年、資源エネルギー庁公益事業部業務課、その後、同庁電力・ガス事業部電力市場整備課、大臣官房企画室、中小企業庁事業環境部企画課、経済産業政策局地域経済産業グループ参事官室、製造産業局参事官室、経済産業大臣秘書課。2009年京都府商工労働観光部理事。2011年、商務流通グループ流通政策課長(併)流通・物流政策室長。2013年より商務情報政策局文化情報関連産業課長、現在に至る。
  • 舘 暲
    東京大学 名誉教授 慶応義塾大学 特任教授/国際VR研究センター長

    東京都出身。1968年東京大学工学部計数工学科卒。1973年東京大学大学院博士課程修了、工学博士。機械技術研究所主任研究官、遠隔制御課長、MIT客員研究員、東京大学先端研教授、東京大学工学部計数工学科教授、東京大学大学院情報理工学系研究科教授などを経て現職。盲導犬ロボットやテレイグジスタンスの概念を提唱し、その工学的実現可能性を実証した。日本バーチャルリアリティ学会初代会長。東京大学名誉教授。
  • 塩田周三
    株式会社ポリゴン・ピクチュアズ 代表取締役社長

    上智大学法学部国際関係法学科卒業。1991年新日本製鐡株式會社入社。1997年株式会社ドリーム・ピクチュアズ・スタジオ立ち上げに参画後、1999年当社入社。2003年代表取締役に就任し、海外マーケット開拓に注力。TVシリーズ制作や海外市場をターゲットにしたコンテンツ企画開発を実現する。一方で、Prix Ars Electronica(オーストリア)、SIGGRAPH(米)などの国内外映像祭の審査員を歴任し、2008年には、米国アニメーション専門誌Animation Magazineが選ぶ「25Toon Titans of Asia(アジア・アニメーション業界の25傑)」の一人に選定された。米国育ち、趣味はバンド活動。
  • 森田 修史
    デジタルファッション株式会社 代表取締役社長

    大阪市出身、大卒後アパレルメーカーを経て住商電子システム(株)入社。ファッション業界向けCGシステムを輸入販売。Macで稼働するアパレルCAD輸入販売も始め、一人一台パソコンCADの先駆けを作る。東洋紡(株)のクロスシムと出会い2001年デジタルファッション株式会社設立と共に取締役、2005年常務取締役、2009年現職代表取締役社長に就任。公共機関や学会、学校、企業など多数の講演でデジタル技術を駆使した新しいファッションを提案する。2012年一般社団法人デジタルファッションクリエイター協会理事長就任。大阪を元気にする一般社団法人OSAKAあかるクラブにも参加。
  • 鷲見良彦
    一般財団法人デジタルコンテンツ協会 専務理事

    1974年東京大学工学部航空学科卒業。1981年、プリンストン大学修士課程応用経済学卒業。1974年通商産業省入省。1987年世界銀行欧州局工業開発企画官。1991年通商産業省基礎産業局化学品安全課オゾン層保護対策室長、1992年通商政策局欧州アフリカ中東課ロシア東欧室長、1994年機械情報産業局電気機器課長、1996年資源エネルギー庁長官官房国際資源課長、1998年世界銀行東アジア太平洋地域担当エネルギー鉱業局長、2001年大臣官房審議官。2004年(独)情報処理推進機構理事。同年7月在コスタリカ大使館特命全権大使。2007年11月(財)デジタルコンテンツ協会専務理事就任、現在に至る。