F05 自由視点映像スタジアム
自由に視点を移動させながらスポーツを観戦できる中継システムを紹介します。スタジアムで開催されたイベントを複数地点から撮影した多視点映像を用いてシーンの3次元モデルを生成することで、好きな(自由な)角度からの観察が実現できます。3次元モデルをネットワークで伝送することにより、遠隔地でもスタジアムに居るような臨場感を再現できることに加え、鳥のように上空から試合を眺めたり、選手視点で試合状況を分析したりすることができるようになります。
一般的なビデオ撮影と自由視点映像撮影の違いについて検討し、3次元空間中を自由に飛び回る仮想カメラの位置・姿勢を直感的かつ正確に操作する2タイプ(プロ用と家庭用)のインタフェースを開発しました。
HD、4Kといった撮影機材の高解像度化に対応するために、映像品質を維持しつつ視点の移動感を再現できる、多視点映像切り替え提示技術の開発も行っています。これまで見たことのない映像効果を提供できるため、オリンピック・パラリンピック中継への活用が期待されています。
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【展示内容】
自由視点撮影インタフェース:3次元位置センサを使って仮想カメラを操作することで、器用な手先を活用し正確な自由視点操作を実現します。
自由視点映像ブラウザ:タブレット端末のタッチ操作によって自由視点を閲覧するインタフェースです。自分のお気に入りの選手やシーンの自由視点映像を手元のディスプレイで鑑賞できます。
多視点映像切り替え提示:画質を維持しつつ視点の移動感を再現可能な映像提示方式です。