【技術内容】
新たな競技空間とスポーツを実現するデバイスのプロトタイプや、選手の心音とプレイの触覚を手のひらで体験できる放送システム、身体への負担を軽減させ動作をサポートするアシストウエアなどをはじめ、超人スポーツを形作る様々な要素技術を展示します。

【展示内容】
超人スポーツ協会に所属する各大学、企業から最新の研究成果・開発作品を展示します。新たなスポーツフィールドの開発、アスリートと観戦者がリンクする観戦方法の拡張、身体動作をアシストする技術、欠損の補完だけでなく美しさも兼ね備える義肢の可能性など、超人スポーツに関わる技術を一堂に会し、これからの可能性を探ります。

                          超人スポーツ協会

◆ブラインドボウリング◆
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 x 日本ブラインドサッカー協会
ブラインドボウリングは、楽しく遊びながら視覚によらない空間認知能力を鍛えることの出来る、視覚障害者向けのトレーニングゲームである。プレイヤーは、手にスマートフォンを装着し、その傾きで操作する事の出来るラジコンボール / ラジコンホイールを上手く転がし、ターゲットボールまで当てるまでのタイムを競う。ラジコンボール / ラジコンホイールやターゲットボールには、それぞれ鈴やBluetoothスピーカーが内蔵されており、プレイヤーはこれらの道具から発せられる音を頼りに、状況を判断し操作を行っていく。身体は大きく動かさない代わりに、聴覚や触覚といった感覚を最大限に研ぎ澄まし、ボールと自分を一体化させてプレイする、「感覚」を競う競技となっている。
本競技は、日本ブラインドサッカー協会との共同プロジェクト「超ブラインドサッカープロジェクト」内で、ブラインドアスリートらと共に創造されたものである。視覚障害者の生活にとって必要不可欠な視覚によらない空間認知能力を、幼い頃から遊びを通して自然と鍛えられるようデザインされている。
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◆SMASH (Synchronization Media of Athletes and Spectator through Haptic)◆
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科 (家倉マリーステファニー、早川裕彦、小野田圭祐、神山洋一、南澤孝太、稲見昌彦)
SMASH (Synchronization Media of Athletes and Spectator through Haptic) は選手の触覚と心音を体験する事で、選手と観客との間に感覚の共有が実現するのではないかという考えを基に、選手の体験を心音とプレイの触覚として観客に伝送するシステムである。心音と選手のシュートやスマッシュの衝撃を触覚として観戦者の手元のデバイスに組み込まれた振動子を通して手のひらに提示する。これにより、従来の様な「観る」だけの受動的な観戦から、 プレイを「感じる」ことができる体験型の能動的な観戦を実現する。
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◆Telexistence Drone◆
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(早川裕彦、Saraiji MHD Yamen、Charith Lasantha Fernando、南澤孝太、舘暲)
ユーザと飛行ユニットを統合する事、そして身長や体格といった身体的な制限を飛び越える事により、誰もが「空」という新しいフィールドで、人間とロボットが協力するような新しいスポーツ「空中スポーツ」を楽しむことができるようになる。空中スポーツを体験している時、プレイヤーはドローンに乗り移り、空中に浮いている感覚を経験することができる。両眼立体視のカメラがドローンに取り付けられ、またプレイヤーはヘットマウンテッドディスプレイ(HMD)を装着している。従って、ユーザの頭部の動きとドローンの視点がシンクロしている事で、ユーザは没入型の飛行体験を経験する事ができる。身体運動の同期は、通常のスポーツをする時のように、ユーザ自身の手足を効果的に使用しながら、ドローンの自然な操作する事を可能にしている。
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◆AQROSS◆
慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科(早川裕彦、稲見昌彦)
プレイヤーと水中デバイスが一体化する事、そして水中での高速な移動能力を獲得する事により、誰もが水中での移動速度を競う新たなスポーツ「AQROSS」を楽しむことができるようになる。水中スポーツを体験している時、プレイヤーは水中という空間で三次元方向を有効に活用し、身体のみで泳ぐよりも速い速度で進む体験をする事が出来る。水中ジェットを身体に装着する事で、プレイヤー自身の手足を効果的に使用しながら、水中で自由に運動する事を可能にしている。
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◆Type-Unicorn:義足カバー◆
More Than Human
美術家:坂巻善徳 a。k。a senseとポストデジタル・アーティスト: 小林武人とのユニット:XSENSEのデザインプロジェクト。3Dプリントを活用したアート義足カバーをはじめ、アートの力で医療器具を美しくカッコよく落とし込み、装着したアートピースにより個人と社会がもつスティグマを解消する試み。個人のアイデンティティの肯定は、他人との差異を認めるゆとりとなり、より多様なダイバース・ソサエティを創り上げる。
More Than Human(以下MTH) の“Type-Unicorn”(ユニコーン)は、3Dプリントを用いて製作された最新鋭のデジタル義足カバーです。
一般的な義足に用いられるのと同じ経のアタッチメントを内部に装備し、簡単に従来の義足に取り付けられることを目的とし製作されました。MTHデザインの中心にあるのは、「日本のサブカルチャ・デザインをアートとして再認識する」という考え方です。日本のアニメ、マンガ、特撮などに登場するキャラクタ、ロボット等のデザインは非常にユニークで、それを一度アブストラクトに解体し再構築、そしてsenseの描くシェイプと融合したものがMTHのデザインコンセプトです。
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◆オグメンテッドドッジボール◆
レバネ・カドリ1、甲斐貴大1、遠藤直樹1、今井友成1、野嶋琢也1、簗瀬洋平2
1電気通信大学、情報システム学研究科
2ユニティ・テクノロジーズ、 東京都港区赤坂1-12-32
オーグメンテッド・ドッジボール(AS)とは、ドッジボールとビデオゲームの融合による次世代型ドッジボールです。プレイヤーはまず、攻撃型キャラクタ、防御型キャラクタなどのキャラクタを選びます。各キャラクタにはそれぞれ所定のライフポイントがあります。ライフポイントはボールが当たるたびに減らされてしまい、ゼロになるとアウトです。また、各キャラクタは攻撃力・防御力といった能力値が設定されています。例えば攻撃型キャラは防御力は低いものの、攻撃力が高く設定されており、相手チームの攻撃に威力を発揮します。反対に防御型キャラは攻撃力は低い代わりに高い防御力をもっており、多少ボールが当たってもライフポイントには大きく影響しません。通常のドッジボールは、力の弱い人は不利になりがちです。しかしASは各キャラクタの個性を適切に生かすことで、身体能力に差がある人たち同士であっても一緒に楽しめるよう設計されています。本研究の目的は、このようなゲーム技術の応用を通じた、誰もが一緒に楽しむことのできるスポーツの開発です。その結果、より多くの人がスポーツを楽しみ、健康で豊かな生活をおくれるようになることを願っています。

◆Unplugged Powered Suit アンプラグドパワードスーツ◆
広島大学xダイヤ工業/栗田雄一、小川和徳
Unplugged(アンプラグド)=無電源、Powered
Suit(パワード・スーツ)=身体機能増強スーツ。あわせて、 無電源供給型身体機能増強スーツ。駆動部である空気圧ゴム人工筋、人工筋のための空圧源であるポンプ、伝達部である配管の3部から構成される。圧縮空気を供給することで全長が収縮する基本構造をもつマッキベン型人工筋は、軽量柔軟であるという特徴から、身体に装着して動作を支援するアクチュエータとして適している。一般的な人工筋は、人の運動を支援する十分な収縮力を出すためにかさばるコンプレッサやタンクを必要としたが、Unplugged Powered Suit(UPS)は、ダイヤ工業(株)が開発した低圧駆動型の空気圧人工筋を利用することで、コンプレッサやタンクを使わなくても、身体運動の支援力を生成できる。たとえば歩行支援タイプは、裏面にポンプを配置した靴をはき、踏みこんだときに供給される空気圧を使って、脚を楽に上げることができる。人工筋の装着位置によって支援力は自由に設定できるため、より早く走る、遠くへ跳ぶ、早い球を投げる、などへの展開も期待できる。
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◆MYALO~禅(瞑想)を科学して生まれた マインドフル・トレーニングアプリ~◆
株式会社ワン・トゥー・テン・ホールディングス
マインドフルは、リラックスしながら「今」に集中している状態のこと。全世界で注目されるマインドフルの最も重要なルーツは日本の禅であった。
今メディアで話題のハーバード大卒の予防医学者 石川善樹と京都の禅僧 川上隆史がゼロからつくり上げた全56のトレーニングセッションがあなたの中に眠るマインドフルネスを呼び覚ます。
<今世界で話題のマインドフル>
Google、ハーバード大学をはじめとする世界中の革新的な組織から大きな注目を集めるマインドフル。
<脳科学 x 禅のプロが監修>
myalo