デジタルコンテンツEXPO開催期間中の10月27日に、Innovative Technologies 20件の採択技術の中から、「Creation」「Industry」「Culture」「選考委員特別賞」の4つの特別賞と「SIGGRAPH Specia Prize」が決定いたしました。
特別賞は特にコンテンツ産業以外の分野への波及・応用の可能性が高い技術を表彰するものです。

Innovative Technologies+ 2017 特別賞 「Creation」

採択技術:
流動床インターフェース:液体のように振る舞う砂を用いたインタラクションシステム
採択者:
ものつくり大学/東京工業大学
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審査員講評
今までに無い感動的な触覚体験を提供するユニークな作品である。砂が水になる感覚が、あたかも一篇の詩のように感じられる、まさにクリエイティブな体験であり、エンターテインメントの分野での利用は直ぐにでも実現されよう。

Innovative Technologies+ 2017 特別賞 「Industry」

採択技術:
ランドロイド
採択者:
セブン・ドリーマーズ・ラボラトリーズ株式会社
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審査員講評
今までありそうでなかった、それでいてあったら当たり前になるものであろうとの予感で期待が膨らむ。こうした家事を効率化する家電は、人々の生活を豊かにするだけではなく、あまり着ていない服に対するコーディネート提案などビジネスとしての広い可能性も秘めている。

Innovative Technologies+ 2017 特別賞 「Culture」

採択技術:
電子ペーパー「Prism」を使ったドレス
採択者:
大日本印刷株式会社
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審査員講評
衣服は一度デザインが決まると変わらないのが固定観念であったがそれを覆してくれた。電子ペーパーの軽量化も実現しており技術的な評価も高い。汎用性が広くドレスだけでなく広告表示やインフラの表示などこれから幅広い分野への応用も期待される。

Innovative Technologies+ 2017 特別賞 「選考委員特別賞」

採択技術:
日本列島VR
採択者:
合資会社VoxcellDesign
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審査員講評
国土地理院の地理情報のみを基に、ここまで現実に即したVR空間を実現することがすばらしい。HMDを装着して体験すると現実の空から日本列島を見ているかのような錯覚さえ生まれてくる。こうしたデータから映像を作り出す技術が、今後アートなどと繋がることで更なる発展が期待される。

ACM SIGGRAPH Special Prize

2018年のSIGGRAPH Emerging TechnologiesのチェアであるGerry Derksen氏(イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校 教授)が選出しました。2018年のEmerging Technologiesに出展します。
採択技術:
生活支援ロボット
採択者:
トヨタ自動車株式会社
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特別賞選考委員(15名) (50音順 敬称略)

◆審査委員(15名)(50音順 敬称略)

赤池 学株式会社ユニバーサルデザイン総合研究所代表取締役所長
安藤 敏之日産自動車株式会社総合研究所
モビリティ・サービス研究所 シニアリサーチエンジニア
遠藤 秀平建築家
大塚 成志宇宙航空研究開発機構 (JAXA)広報部 企画・普及課
課長
黒木 義博トヨタ自動車株式会社パートナーロボット部 先行開発室
プロフェッショナル・パートナー
福田 敦株式会社JTBコーポレートセールス企画開発局
局長
庄司 卓株式会社セガゲームスエンタテインメントコンテンツ統括本部/研究開発ソリューション統括部
統括部長
舘 暲東京大学 名誉教授
中島 信也株式会社東北新社取締役 専務執行役員
CMディレクター
長井 延裕株式会社海外需要開拓支援機構(クールジャパン機構)投資連携・促進グループ
統括部長
蜷川 有紀画家/女優
草野 絵美アーティスト/Satellite Young 主宰
松永 芳幸株式会社コスパ代表取締役社長
村垣 善浩東京女子医科大学先端生命医科学研究所
教授
山口 哲一株式会社バグ・コーポレーション代表取締役
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