Pinch: 複数の画面をつまんで繋げるユーザー・インターフェース

Pinch: 複数の画面をつまんで繋げるユーザー・インターフェース

東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科 メディア学専攻 コム・メディア・デザイン研究室

採択技術名

Pinch: 複数の画面をつまんで繋げるユーザー・インターフェース

採択者名

東京工科大学大学院 バイオ・情報メディア研究科 メディア学専攻 コム・メディア・デザイン研究室

採択年

2012年

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

二つのスマートフォンを並べて両方の画面をつまみあわせるように指でなぞると、実行されているアプリ画面が繋がったり、連携して動作したりするようになります。スマートフォンは次々に追加することが可能です。

詳細

「つまむ」動作によって、複数のタッチパネル画面を備えたモバイルデバイスで動作しているコンテンツの表示を連携させるインターフェース:Pinchを紹介します。タッチパネルを備えるスマートフォンやタブレットPCなどを対象として、隣接させた二つの画面のそれぞれに親指と人差し指を置き、つまみ合わせるような動作をすることで画面が繋がり表示領域が拡大するなどのインタラクションを実現するものです。デバイスをアプリ実行中に追加したり取り除いたりすることが可能です。また、画面は縦方向でも横方向でも好きに配置できますし、ずれた位置でつなぎ合わせることも可能です。このインターフェースを利用して複数のアプリを設計しました。このインターフェースが、多様なコンテンツの新しい表現やインタラクションを生み出すことができる潜在力を示したいと思っています。複数のスマートフォンで遊ぶためには、何名かで持ち寄ることが必要でしょう。そのため、ネットワークを介さない直接的なコミュニケーションを生むきっかけになるようなアプリの土台となることも期待しています。

審査講評

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審査委員

端末の連携を直感的な動作で実装している点が評価できる。アイデアはシンプルだが、新感覚のゲームやコミュニケーションツールとして、スマートフォンの可能性がさらに広がるのではないかと思う。iPhone以外にも、様々なOSや画面サイズに適用できればさらに良い。

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