8K Time into Space

8K Time into Space

NHK
MIT Media Lab

採択技術名

8K Time into Space

採択者名

NHK
MIT Media Lab

採択年

2016年

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

テレビ番組をたくさんのシーンの映像に分けて同時に表示してみると、一目でどんな番組かが見えてきます。近づいても一つ一つの映像がはっきり見えると、気になったシーンをより詳しく知りたくなります。会場では、番組に触って見たいところから楽しむ新しい視聴スタイルを“触れる8K”を使って是非体験してください。

詳細

8K Time into Spaceは、ハイビジョンの16倍の解像度を持つ8Kディスプレイにおいて、テレビ番組や映画などの一つの映像を何百個もの動画に時分割し、それら全てを同時に再生する新しい映像表現技術です。番組の初めから終わりまでを一目で見渡せるとともに、一つ一つの動画の細かい部分までもはっきりと見ることが可能になります。
高精細な8Kを活用すると膨大な情報を一覧性良く表示できる一方で、大量の動画の表示については再生処理が重くこれまで困難でした。そこで、静止画を連続表示して動画として見せるしくみと再生の処理負荷を軽減する技術を新たに開発し、映像の長さや分割する数に依存することなく、人が満足する15fps以上の速度でスムーズに動画を再生することを可能にしました。さらに、8Kにタッチインターフェースを導入し、番組の全体と一部のシーンを自由自在に行き来しながら番組を見るインタラクティブな視聴スタイルを実現しました。
本技術は、あらゆる映像に対応できる上、Webアプリケーションとして実現しているために汎用性も高く、防犯システムやデジタルサイネージなど様々な映像分野への応用が期待できます。

審査講評

https://dcexpo.jp/i-tech/c/wp-content/themes/force_tcd078/img/common/no_avatar.png
審査委員

Webのため汎用性も高く、早送り不要の映像の新しいブラウジング方法として定着する可能性を有している。その裏付けを8Kという技術を利用して実現した点が注目できる。

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