FluxPaper -動く付箋

FluxPaper -動く付箋

慶應義塾大学理工学研究科今井研究室
マイクロソフトリサーチ

採択技術名

FluxPaper -動く付箋

採択者名

慶應義塾大学理工学研究科今井研究室
マイクロソフトリサーチ

採択年

2015年

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

非常に薄い磁性レイヤーを付箋(例:ポストイット®)の裏に重ねることで、普通の紙と変わらない薄さや軽さを保ちながら、磁石や電磁石で制御可能な磁性紙を発明しました。今回は電磁石を埋め込んだ専用のホワイトボードを用いて、コラボレーションや通知のタスクを行うために紙がホワイトボードの上で動き、振動する様子を展示します。

詳細

FluxPaperは強力に着磁された磁石紙とプログラマブルな磁界変化を用いて、物理的な運動と動的なアクチュエーションを可能にする紙素材です。紙の裏には0.1mm厚の磁性レイヤーが塗布されています。磁性レイヤーは極薄ですが、日常的に用いられている紙素材の特性を活かしたまま、高速・強力・高精度な動きを実現しています。磁性レイヤーの効率的なパターンとコンピュータ制御された磁界によって、通常の紙に対して新しいインタラクションモダリティを加えることができます。論文中において、磁化された紙の物理的な作用、実現のための課題とその過程、さらにSelf-alignment(自己整列)、Self-construction(自己組み立て)、ホワイトボード上での移動、カードから高速に選び出す手法など、実用的なアプリケーションを説明しています。

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