アクアフォールディスプレイ

アクアフォール ディスプレイ

東京工業大学 大学院情報理工学研究科 小池研究室

採択技術名

アクアフォール ディスプレイ

採択者名

東京工業大学 大学院情報理工学研究科 小池研究室

採択年

2014年

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

詳細

AquaFall Displayは何もない空間に短時間でスクリーンを出現、消失させることが可能で、プロジェクターの映像をきれいに表示することができます。さらにスクリーン面を物体が自由に出入りすることもできます。従来から、霧を空間中に平面状に流したスクリーンや、噴水の水滴を利用したスクリーンがありましたが、表面が凸凹になるため精細な表示ができず、また半透明なため背景が透けてしまい周囲が明るい環境では表示が見えにくいという問題がありました。AquaFall Displayでは、四角形状に構成された4本のスリットから流れ落ちる滝が作りだす閉じた空間の内部を濃い霧で満たすことにより、白色で完全に不透明、なおかつ表面が平滑なスクリーンを空中に出現させることを実現しました。光の散乱・反射率が高いため周囲が明るい環境でも使用できます。水と水の霧から構成されるため、表示中にスクリーン面の手前から奥へ、あるいは奥から手前へ、物体や人体を貫通させることができます。スクリーンが不透明なために、映像から突然本物の人間や物体が飛び出す表現ができ、これまで存在しなかった新しいデジタルサイネージや、アミューズメント施設でのゲームやアトラクション、舞台演出などを実現できます。

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