Visual SyncAR:映像同期型AR技術
日本電信電話株式会社 NTTメディアインテリジェンス研究所
採択技術名 |
Visual SyncAR:映像同期型AR技術 |
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採択者名 |
日本電信電話株式会社 NTTメディアインテリジェンス研究所 |
採択年 |
2013年 |
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
詳細
Visual SyncAR(ビジュアルシンカー)は、映像コンテンツの内容に同期した新しいAR(拡張現実感)を実現する技術です。人間の目では気づきにくい「電子透かし」が埋め込まれた映像コンテンツに携帯端末(タブレット/スマートフォン)のカメラをかざすと、テレビ画面上の位置に合った情報を、映像コンテンツのタイミングに同期して重畳表示することができます。技術のポイントは、映像に埋め込まれた、刻々と変化する電子透かしを携帯端末で高速に検出する点と、携帯端末のカメラによる撮影画像における映像領域を高速に検出してカメラ姿勢を推定する点にあります。携帯端末の位置を変化させて斜め方向からカメラをかざしても、また、映像の早送り・巻き戻しで再生位置が変化しても、重畳するARコンテンツと映像コンテンツとの時間的・空間的な同期を瞬時に、自動的に行います。映像コンテンツが演劇で言う「第四の壁」を越えて飛び出すような、映像と多様な情報を組み合わせた今までにない映像表現が可能になり、例えばプロモーションビデオに合わせて3Dキャラクター が踊り出すなど、新しい映像コンテンツ体験を可能にします。
審査講評
審査委員
映像というバーチャルな対象にさらにバーチャルな世界を重畳するという新しい試みである。バーチャルのバーチャルというくり返しのARシステムであるという意味において、これまでとは一味違うARの可能性を垣間見せてくれる。