外科手術手技の意思決定を支援する非接触直感操作型インタフェースOpect
東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 先端工学外科学分野
採択技術名 |
外科手術手技の意思決定を支援する非接触直感操作型インタフェースOpect |
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採択者名 |
東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 先端工学外科学分野 |
採択年 |
2013年 |
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
詳細
非接触直感操作型インタフェース:Opect(オペクト)はMRIをはじめとした画像・映像情報を、何も触らずに自らの手振り動作のみで操作することを可能にした画像閲覧アプリケーションです。執刀医は手術中に何度と迎える重要局面でMRI画像や映像を閲覧し外科操作の意思決定をします。Opectの最大の特徴はKinectセンサ(米国マイクロソフト社製)を用いることで、操作者にマーカやセンサなどを装着することなく動作捕捉が可能になったことです。これにより執刀医は滅菌手袋を装着したまま、マウスやキーボードなどの入力ディバイスを触らず、かつ術野にいながら意のままにシステムを操作し情報参照・手術戦略立案ができるようになりました。加えてOpectは開発当初から医師とエンジニアの医工融合による連携開発により進められました。如何にシンプルに、わかりやすく、簡単に操作できるかという所に重点を置いて綿密なフィードバックを繰り返しながら開発され、ユーザーフレンドリーな操作性をその特徴としています。以上より、Opectは迅速な意思決定、手術効率・品質の大幅な向上に貢献するインタフェースです。
審査講評
審査委員
手術中には滅菌手袋をした手で手術以外の他のものに触りたくないという執刀医の強いニーズに、kinectの非接触で身振りを認識できる機能を活かして応え、手術支援システムを実現し実際に利用している点がサービス提供技術の向上の観点から評価できる。