2016.09.02 Innovative Technologies 2016 HapTONE HapTONE 電気通信大学 情報理工学研究科 情報学専攻 梶本研究室 採択技術名 HapTONE 採択者名 電気通信大学 情報理工学研究科 情報学専攻 梶本研究室 採択年 2016年 ※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。 概要 HapTONEを使用した大人から子供まで楽しむことができる以下のアプリケーションを展示します。 木琴や鉄琴、ドラムなどを叩いているような感触を提示する打楽器、鍵盤の押し込み動作中に弦の振動を提示し、バイオリンやギターの弦を弾く感触を提示する弦楽器。 カエルのアニメーションとその跳ねるような触覚による「カエルの歌」の教示。 これらをピアノの鍵盤のような1つのインタフェースで体験することができます。 詳細 HapTONEはキーボード打鍵時の触覚を変調させることで様々な楽器等の触感を表現する触覚機能付きインタフェースです。鍵盤内部に設置された振動子と打鍵の状態を計測する距離センサによって、打鍵後だけでなく押し込み動作中も含めて位置、速度に応じた触覚を提示する事ができます。これによって打楽器では木琴や鉄琴、ドラム等のバチを通して伝わる打撃感はもとより、例えばバイオリンのように動作中に継続的な振動を生じる楽器の感触も再現できます。取得された押し込み距離データはプロジェクタ等を用いた視覚提示にも利用されます。例えば演奏する楽器に応じたテクスチャを白鍵部にプロジェクションすることによる視覚的な楽器の再現,押しこみ距離に応じたインタラクティブなアニメーションとそれに応じた触覚を提示することによる学習の支援などに応用できます。楽器演奏に限らずゲームなどの触覚提示機能付きコントローラとしても使用可能です。 HapTONEはこれら触覚、聴覚、視覚を用いたエンタテインメントシステムを提供します。 審査講評 審査委員 楽器演奏において触覚は一見無関係に見えるが、楽器が音を出す仕組みと物理的な機構とは切っても切れない密接な関係にある。本作品はそうした触覚と楽器、そして演奏者の関係をデジタル技術により問い直す作品である。 Post この記事のタイトルとURLをコピーする Whill 前の記事 ショートショートの自動生成の試み 次の記事