失禁体験装置
電気通信大学 ロボメカ工房VR部隊失禁研究会
採択技術名 |
失禁体験装置 |
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採択者名 |
電気通信大学 ロボメカ工房VR部隊失禁研究会 |
採択年 |
2016年 |
特別賞 |
Innovative Technologies2016 特別賞「Human」を受賞 |
※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。
概要
私たち失禁研究会の開発した失禁体験装置は体験者に失禁感を提示することができます。ここでいう失禁感とは服を着た状態で排尿をしてしまった時の感覚を指します。システムの大まかな機構は腹部に圧迫感を与える機構と股間部へ温感を伝える機構に分けられます。そのほかにもいくつか刺激を与えることで総合的に失禁感を再現します。皆様によい失禁を。
詳細
私共の開発した失禁体験装置は体験者にまるで失禁をしてしまったかのような感覚を提供します。本技術により人体の尿意,排尿感といった生理感覚の認識,解析が容易になり,人間工学の一助となります。本デバイスのシステムは腹部に装着した圧迫機構により膀胱を圧迫し尿意を感じさせ、椅子に取り付けた水袋にお湯を流すことにより失禁時の尿の温かさや水流を感じさせます。そのほかにも股間部へスピーカーによる振動を与えることで排尿時の尿道の振動を再現したり、首筋へ振動と冷感を与えることで排尿時の身体の震えを再現します。これらの刺激を統合して体験者へ与えることで尿意と排尿感を疑似的に再現します。
審査講評
服を着たまま放尿することは、やりたくても体が拒否してしまう。それを再現しようという着眼点や、細部にこだわって製作している点が素晴らしい。動画を見るだけで、体験してみたいと思わせる魅力がある。
学生が発想して学生自ら作り出した作品である。リアルな体験を再現するために学生らしく様々な工夫をまじめにしている。宇宙空間では排尿すら大変な作業。VR元年ならぬ宇宙旅行元年にはこうした体験が、訓練にも必要となるのではないか。
受賞コメント
この度は私共の失禁体験装置をInnovative Thecnologies 2016に採択していただいた上、特別賞としてhuman賞までいただき大変ありがとうございました。このような名誉に与れたことはひとえに失禁研究会を支えてくださった皆様方のおかげだと考えております。いろいろ誤解もされやすい装置ですが、こうしてたくさんの人々に認めていただいたことは感謝の念に堪えません。また、4日間の展示の中では様々な分野の方々に体験していただき、感想としてたくさんのフィードバックを得られたことは今後の研究を進めるにあたって大変貴重な経験を積ませていただきました。このような体験者の声を参考にし、さらにクオリティの高い失禁感を皆様に提供できるよう研究を続けていく所存です。今後の予定としては医療や教育、介護分野などへの応用を視野に入れながらさらに研究を進めて参ります。この技術を必要としている人へ最高の失禁体験をお届けできるよう失禁研究会は日々研究を続けています。
(電気通信大学 ロボメカ工房VR部隊失禁研究会 代表 亀岡 嵩幸様)