2017.10.28 Innovative Technologies 2017 日本列島VR 日本列島VR 合資会社VoxcellDesign 採択技術名 日本列島VR 採択者名 合資会社VoxcellDesign 採択年 2017年 特別賞 Innovative Technologies+ 2017 特別賞 「選考委員特別賞」を受賞 ※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。 概要 VR用のヘッドマウントディスプレイOculus Riftと、そのコントローラーであるOculus Touchを使い、日本列島の上空を自由に飛び回ることが出来るコンテンツです。日没や夜の景観など時刻を変えられるほか、雲を突き抜けて上空5万メートルまで上昇することも出来ます。VR空間内に浮かぶ地図パネルをレーザーポインタで指し示すと、その地点へ瞬時にワープする機能もあります。 詳細 「数値情報を元に写実的な国土を生成しリアルタイムに描画する技術」 国土地理院発行の基盤地図情報から標高・海岸線・道路などの情報を抽出し、3DCGのシェーダ技術によりパラメトリックにマテリアルを付与した上でリアルタイムに描画しています。水面の反射等の写実的な表現にフォーカスしつつ、従来の衛星写真を使用した地形ビューワーとは異なり、積雪量や海面上昇などをリアルタイムに変更出来るのが特徴です。さらに日本全国土をシームレスかつ快適にVRで体験できるよう設計をしています。 審査講評 審査委員 写真素材を使用せずに国土地理院発行の基盤地図情報を基に作り上げたVRの世界がみごとである。標高や海岸線、道路、建物などを現実に則して再現しているので、正確な日本列島が空から体験できる。 特別賞審査員 国土地理院の地理情報のみを基に、ここまで現実に即したVR空間を実現することがすばらしい。HMDを装着して体験すると現実の空から日本列島を見ているかのような錯覚さえ生まれてくる。こうしたデータから映像を作り出す技術が、今後アートなどと繋がることで更なる発展が期待される。 Post この記事のタイトルとURLをコピーする GNSS-LiDAR: ドローンによる3Dマッピング 前の記事 浮遊球体ドローンディスプレイ 次の記事