GNSS-LiDAR: ドローンによる3Dマッピング

GNSS-LiDAR: ドローンによる3Dマッピング

早稲田大学 高等研究所

採択技術名

GNSS-LiDAR: ドローンによる3Dマッピング

採択者名

早稲田大学 高等研究所

採択年

2017年

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

GNSS-LiDARを搭載したドローンの展示を行います。また、実際の取得したセンサデータの可視化結果、3Dマッピング結果を展示します。

詳細

GNSS-LiDARはドローンによるLiDAR(レーザ距離センサ)を用いた環境の3Dマッピングシステムです。LiDARによる3Dマッピングには、飛行中のドローンの位置と姿勢を高精度に推定する必要があり、従来は非常に重量が重く、また高価格な慣性センサが利用されていました。本技術は低コストのGNSS(Global Navigation Satellite System)アンテナ・受信機を複数台ドローンに搭載することで、慣性センサを利用することなく飛行中のドローンの位置を1cm、姿勢を0.1°以下で推定する手法を新たに開発しました。これにより推定したドローンの位置・姿勢情報を用いて、地上の三次元座標を5cm以下の精度で計測することに成功しました。本技術により、ドローンによる3Dマッピングの大幅な低コスト化と高精度化を実現し、農業、林業、土木、建設などの様々な分野でのドローンによる3Dマッピングの普及が期待できます。

審査講評

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審査委員

整備が進む準天頂衛星システム(みちびき)をドローンに活用することで、地表の3Dマップを容易かつ高精度に構築可能とする技術である。本技術は、災害状況の詳細な把握のほか、建築土木、林業農業など極めて広範囲に有用と考えられる。

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