ライブウィンドウ

ライブウィンドウ:VR空間内における複数の3D空間の同時表現技術

株式会社スクウェア・エニックス

採択技術名

ライブウィンドウ:VR空間内における複数の3D空間の同時表現技術

採択者名

株式会社スクウェア・エニックス

採択年

2019年

※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。

概要

今までにはないマルチディメンションの表現技法とアプリケーションを可能にする技術「ライブウインドウ」を用いた没入型のショートストーリー「結婚指輪物語VR」をご体験いただけます。
複数の3D空間を同時に表現することで生まれる全く新しいエンタテインメントの可能性をご提案致します。

詳細

VR用のアプリケーションは通常、フラットスクリーン向けを前提として開発された3Dリアルタイムゲームエンジンを用いて制作されており、空間の継続性や統一性に制限がかかっています。
ライブウィンドウは今までとは違ったマルチディメンションのVRデザインやアプリケーションを可能にする技術です。この技術は、カスタムの描画処理により、複数の視錐台を同時に計算することで、複数の3D空間(ライブウィンドウ)を同時に、且つ自在に描画することを実現しています。さらに、複数の3D空間を表示しても、6DOFでのヘッドトラッキング機能を保ち、VRならではの没入感を失う事がなく、それぞれの3D空間の大きさ、回転、位置を個別に制御することもできます。
ライブウインドウの技術により可能となったマルチディメンションの設計手法は、UI/UX、ビジュアライゼーション、エンタメ、放送、映画などの分野への転用を期待できます。

審査講評

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審査委員

今後VR、ARが浸透するにつれて、平面ではなく空間を活かしたインターフェースが一般化すると思われる。本技術は漫画をVRで表現するプロジェクトから生まれた空間インターフェースの表現手法であり、先陣を切って空間インターフェースに取り組んでいる新規性、独創性のみならず、様々なシーンにおいて広く応用できる可能性を秘めていることから評価したい。

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