2023.11.16 Innovative Technologies 2023 新生児体験システム CryingBaby 新生児体験システム CryingBaby 東海大学 情報理工学部 情報メディア学科 小坂研究室 採択技術名 新生児体験システム CryingBaby 採択者名 東海大学 情報理工学部 情報メディア学科 小坂研究室 採択年 2023年 特別賞 ACM SIGGRAPH Special Prizを受賞 ※掲載している情報は、受賞当時の情報のため、現在は異なる場合があります。 詳細 CryingBabyは、「ミルク、おむつ交換、だっこ」などのケアを求めて実際の新生児と同様の時間軸で泣き出す。本物のミルクを飲み、尿として排出する。本物のおむつを用いたおむつ交換も可能である。吸引したミルクに着色することで尿色を自在に変化でき、たとえば血尿といった表現も可能である。 CryingBabyには、電源ボタンは存在しない。つまり、深夜に「うるさい」といった理由で電源を切ることはできず、実際の新生児と同じように「あやす」まで泣き止むことはない。 このようにして、CryingBabyは体験者に高い育児ストレスを与えるロボットである。 審査講評 飛行機のパイロットは、フライトシミュレーターで十分なトレーニングを積んだ後に空を飛ぶ。新生児の育児もそれに匹敵する難しさだが、若い夫婦はいきなり現場に立たされる。本作のような「人間に負荷をかける装置」は、これから重要な領域になるだろう。 (土佐 信道 委員/明和電機 代表取締役社長) Post この記事のタイトルとURLをコピーする Nukabot 前の記事