Innovative Technologies クラウドファンディング連携企画
DCAJメンバーの『推しテック』その⑲
クラウドファンディング連携企画『推しテック』では、過去の10年以上にわたるInnovative Technologies採択技術からDCAJメンバーが選んだ『推し』の技術を紹介していきます!
*技術名、受賞者名、技術説明等、採択当時のものを使用しております。
FairLift: 水面反射を用いた空中像とのインタラクション
電気通信大学情報学専攻小泉研究室
(Innovative Technologies 2018採択技術)
水面に美しいコンテンツを描写でき、その水面をすくい上げる等の投射面変化にも追従する技術に感動した。 特に夜間での各種アミューズメントやイベント、デジタルサイネージへの応用、またこの特徴を生かしたコンテンツ制作にも期待したい。
『技術紹介』
FairLiftは、水中や水上の空間に裸眼で視認できる直立した映像を表示し、その映像を素手で水ごとすくい上げることができる映像インタラクションシステムです。従来の空中像光学系および光学シースルーによる拡張現実感技術は、像の奥に手を伸ばすと奥行き関係の整合性が崩れてしまう遮蔽問題が存在しました。本技術では、水面反射を利用することで水中の実物体が映像の表示に影響しない光学設計を行いました。これにより像の奥に手を伸ばすことが可能になり、体験者が素手で映像をすくい上げる新しい表現を可能にしました。水に特殊な加工を施すことなく映像を表示できるため、公共空間や家庭などに存在する様々な水面を、現実世界とシームレスに繋がった情報環境にすることができます。映像は水面に表示されるため、子供が顔を近づける、叩くなどの動作をしても破損や怪我の恐れがなく安全です。アミューズメント施設でのエンターテインメント用途や、公共空間におけるデジタルサイネージやイルミネーション、水族館の水槽へのデジタル情報重畳など、様々な応用を目指しています。
Innovative Technologiesクラウドファンディングにご協力お願い致します!
『FairLift』いかがでしたか?このような面白い最先端技術を体験できるイベントが『Innovative Technologies』です。研究者は日々の研究成果を世に出し、フィードバックを受けたり、ビジネス化への道を見つけることができます。ただ、近年の経済状況の変化や、公共の利益を目的としている事業形態の為、本事業を継続することは簡単ではありません。継続的に事業を行うため、今回クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!
プロジェクトページ:
「Innovative Technologies2022」採択技術を体験できます!
①株式会社Qosmo
深層学習AIを用いたリアルタイム音響処理プラグイン
②キリンホールディングス / 明治大学
電気味覚での塩味増強効果を活用した食器型デバイス
③法政大学 / 東京大学 / 明治大学
身体から生えてくる柔らかい分身ロボット
④東京大学大学院情報理工学系研究科 竹内・森本研究室
生きた皮膚を持つ指型バイオハイブリッドロボット
⑤慶応義塾大学理工学部 牛場潤一研究室/研究成果活用企業 株式会社LIFESCAPES
BMI技術を応用した神経リハビリテーション
⑥株式会社 積彩
みる角度によって色が変わる3Dプリンティング技術
⑦株式会社Shiftall
超高解像度・超軽量のVRヘッドセット
⑧株式会社博報堂「Human X」 / 株式会社invisi / 東京大学大学院准教授 鳴海拓志 / 株式会社博報堂プロダクツ
クロスモーダル知覚を活用したビールのおいしさを増幅する音楽