技術内容

暦本教授の提唱するIoA(Internet of Abilities:能力のネットワーク)の世界をテレプレゼンス・ロボット、全周囲カメラ、WebRTC、ドームスクリーン等の要素技術を用いて表現しました。ロボットに取り付けられた全周囲カメラが周辺の空間情報(映像・音声)を収集し、WebRTC技術によりネットワーク経由で会場内に設置したドームスクリーンに伝送されます。ドームスクリーン内はロボットの視点による空間情報がリアルタイムに再現されます。また、ドーム内のコミュニケーション端末によりロボットのいる場所とドームの間で双方向のリアルタイムコミュニケーションを行うことができ、来場されたお客様へ超臨場体験を提供します。

 展示内容

スポーツ会場と遠隔地の応援会場を想定し、それぞれの場所がIoA(Internet of Abilities)を介して繋がる様子を表現しました。遠隔地の人々が、会場内の選手、サポーター、モノに乗り移り、動き回り、同じ空間・体験を共有しながら、リアルタイムのコミュニケーションを行います。
 例えば、
 ・ユーザの体験拡張: 遠隔地からロボットやドローンに乗り移り会場を自由に動き回る
 ・ユーザの存在拡張: 遠隔地から会場へ応援に駆けつけたり、選手と会話できる
 ・ユーザの能力伝達: 遠隔地から選手へコーチングができる