Innovative Technologies クラウドファンディング連携企画
DCAJメンバーの『推しテック』その⑫
クラウドファンディング連携企画『推しテック』では、過去の10年以上にわたるInnovative Technologies採択技術からDCAJメンバーが選んだ『推し』の技術を紹介していきます!
1msオートパン・チルト
東京大学石川奥研究室
(Innovative Technologies 2013採択技術)
非常に高速に対象物を追跡して撮影することで、まるで対象物が止まっているかのように見ることができる技術になります。特別賞Industryを受賞した技術になります。 東京大学の石川先生は、この技術を発展させた技術でその後いくつもInnovative Technologies受賞することとなりました。 その基礎となった技術と言えるかと思います。
『技術紹介』
近年のカメラには、ごく当たり前のように自動でフォーカスを合わせる機能、いわゆるオートフォーカスがついています。これに倣い、カメラの視線方向を物体に自動で向けることを、オートパン・チルトと呼ぶことにします。もしこのオートパン・チルトを、ほとんど時間遅れなく高い制御レートで、つまり超高速に実現させれば、仮に撮影したい物体が激しく動き回っていたとしても、それをあたかも止まっているかのように撮影することができるでしょう。これは映像そのものの定性的な面白さや迫力はもちろんのこと、撮影時の露光時間を特に短くすることなく、ほとんどモーションブラーのない映像の記録が期待されるのです。ところが、従来の「雲台」と呼ばれる回転ステージを用いたオートパン・チルトでは、それ自体及びカメラとを合わせた慣性モーメントの影響で、肝心の超高速性を実現することができませんでした。本技術1msオートパン・チルトでは、雲台の代わりにサッカードミラーと呼ばれる独自の光学デバイスを用いて、超高速なオートパン・チルトを実現しました。なお1msとは、サッカードミラーの制御周期及びカメラの撮像周期の1/1000秒に由来します。
Innovative Technologiesクラウドファンディングにご協力お願い致します!
『1msオートパン・チルト』いかがでしたか?このような面白い最先端技術を体験できるイベントが『Innovative Technologies』です。研究者は日々の研究成果を世に出し、フィードバックを受けたり、ビジネス化への道を見つけることができます。ただ、近年の経済状況の変化や、公共の利益を目的としている事業形態の為、本事業を継続することは簡単ではありません。継続的に事業を行うため、今回クラウドファンディングプロジェクトを立ち上げました。皆様のご支援・ご協力をよろしくお願いいたします!
プロジェクトページ:
「Innovative Technologies2022」採択技術を体験できます!
①株式会社Qosmo
深層学習AIを用いたリアルタイム音響処理プラグイン
②キリンホールディングス / 明治大学
電気味覚での塩味増強効果を活用した食器型デバイス
③法政大学 / 東京大学 / 明治大学
身体から生えてくる柔らかい分身ロボット
④東京大学大学院情報理工学系研究科 竹内・森本研究室
生きた皮膚を持つ指型バイオハイブリッドロボット
⑤慶応義塾大学理工学部 牛場潤一研究室/研究成果活用企業 株式会社LIFESCAPES
BMI技術を応用した神経リハビリテーション
⑥株式会社 積彩
みる角度によって色が変わる3Dプリンティング技術
⑦株式会社Shiftall
超高解像度・超軽量のVRヘッドセット
⑧株式会社博報堂「Human X」 / 株式会社invisi / 東京大学大学院准教授 鳴海拓志 / 株式会社博報堂プロダクツ
クロスモーダル知覚を活用したビールのおいしさを増幅する音楽