コンテンツを活用した新産業や新しい価値を創造していくために必要と考えられる要素技術を示した「技術戦略マップ コンテンツ分野」。 ConTEXでは技術戦略マップに関連する最先端研究、先進的な製品、それらによって広がる未来のコンテンツ技術を実演展示やセミナーを通して紹介します。

企画運営:

次世代コンテンツ技術展(ConTEX)実行委員会
委員プロフィール

コンセプト

「ソーシャルコンテンツを支える技術」~場が生み出す創造性~

今年のConTEXのテーマはソーシャルコンテンツです。携帯ゲームでは、他のユーザーとコミュニケーションをとりながらプレイするゲームであるソーシャルゲームが流行しております。

またTwitter、Facebook、mixiなどのソーシャルメディアと呼ばれる場においては、お互いに情報やコンテンツを発信しあい、そうした情報やコンテンツに対して共感したり、評価したりすることで地域やコミュニティといった今までの関係性とは異なる新しい関係性(場)が構築されています。そうした新しい関係性(場)によって、ソーシャルコンテンツは生み出されます。いわばソーシャルコンテンツとは、社会や文化と密接につながったデジタルコンテンツと言えるでしょう。

それでは、こうした時代とともにある技術、ソーシャルコンテンツの時代により人々を感動させる表現とは、どんなもので、何が求められるのでしょうか。

歴史をふりかえるまでもなく、メディアほど「技術」によって進化してきたものはありません。そして、メディアが変化したことで、社会は変化して時代というものを形作ってきました。 100年に1度といえるメディアの大転換期にあって、ConTEXでは、デジタルコンテンツの最先端とこの時代を乗り切るために、見て、触れて、理解しておくべきものを結集させます。

表現者にとって、ビジネスを行うコンテンツ産業にとって、そして、それを享受しながら反響するオーディエンスにとって、重大なヒントを得られる開催になるはずです。

シンポジウム

-「ソーシャルコンテンツ」大爆発  ~パーソナル・ファブリケーションからゲーミフィケーションまで~  【予約受付中】

日時
10月22日(土)13:30~14:50
場所
日本科学未来館 みらいCANホール

「ソーシャルコンテンツ」大爆発~パーソナル・ファブリケーションからゲーミフィケーションまで~ 
 映画、ラジオ、電話、大量印刷などのテクノロジーが19世紀の終わりに生まれ、20世紀をメディアの時代にしました。その20世紀の終わりにネット、スマートフォン、クラウドが生まれて、これを100年ぶりにひっくり返そうとしています。新しいテクノロジーによるモノ作りでの主客逆転が「パーソナル・ファブリケーション」、オンラインゲームではなぜ誰もが燃えるのかという素朴な疑問から始まった「ゲーミフィケーション」です。ソーシャル化するコンテンツによって個人でできることの範囲やスタイルが大きく変わりつつあるのです。本シンポジウムでは、これらの第一人者に集まっていただき、全コンテンツ領域に関係する新しい送り手と受け手のメカニズムを検証します。

  • 講演者画像
    遠藤 諭
    ㈱アスキー・メディアワークス アスキー総合研究所 所長
  • 講演者画像
    猪子 寿之
    ウルトラテクノロジスト集団 チームラボ 代表
  • 講演者画像
    小林 茂
    岐阜県立国際情報科学学術アカデミー[IAMAS]准教授
  • 講演者画像
    田中 浩也
    慶應義塾大学SFC環境情報学部 准教授/ FabLab Japan Founder

セミナー/ワークショップ

-テクノ手芸ワークショップ (事前予約再開しました。 残り1席です。)

日時
10月22日(土)10:20~12:20
場所
日本科学未来館 7F 会議室3

テクノ手芸とは、電子工作の光る、動くといった動的な表現と温かみのある手芸を組み合わせたものづくりです。このワークショップでは電気を使ったオリジナルの動物を制作します。同伴の方の見学も可能です。(同伴の方は事前申し込みは不要です)
 定員:10名
 対象:小学5年生以上(小学生の場合は保護者の同伴をお願いします。)
 材料費:500円(当日、お支払ください。)

テクノ手芸部
http://techno-shugei.com/index.html
WORKS(作品例です)
http://techno-shugei.com/products/products.html

      

  • 講演者画像
    かすや きょうこ
    テクノ手芸部
  • 講演者画像
    よしだ ともふみ
    テクノ手芸部

ステージ

-空も陸も自由自在!球形飛行体(10月20日~22日)

日時
10月20日(木)15:20~15:50
場所
日本科学未来館 1F センターステージ

本プログラムは期間中毎日開催いたします。
第1回 10月20日(木)15:20~15:50
第2回 10月21日(金)14:20~14:50
第3回 10月22日(土)16:20~16:50

防衛省技術研究本部において開発された世界初の球形飛行体について、開発者がデモを交えながらその概要を紹介します。
球形飛行体とは、空中と地上における姿勢制御に共通性を持ち、外形が球である飛行機のことです。その特徴を生かすと、従来の飛行機では不可能であったあらゆる姿勢での着陸、地上の回転移動、自力での再離陸、障害物近傍での飛行及び接触等が可能になります。
このような全く新しいコンセプトの飛行機を実現するために、低コストかつ短期間で機体を製作し、実証手法を用いて球形飛行体に関わる原理検証を行いました。
講演では「球のアイディア」に至るまでの経緯や原理検証時に苦労したことについても紹介します。講演を通じて、人間の生活空間に共存できる新しい飛行機の可能性について感じていただければと思います。

参考画像

  • 講演者画像
    佐藤 文幸
    防衛省技術研究本部 先進技術推進センター 防衛技官

ステージ

-音手(おんず)パフォーマンス

日時
10月21日(金)15:30~15:35
場所
日本科学未来館 1F センターステージ

音手(おんず)は、人間の拍手を模倣した多目的機械装置です。音手の両手腕部が、空圧駆動型アクチュエータを介し叩き合わされることで、フィジカルな拍手音が生成されます。手腕部は作者である高橋の身体部位を型取り、人間の肌に近い質感・やわらかさの超軟質ウレタン樹脂にて成形しました。その拍手音は実際の拍手と瓜二つです。本イベントでは、音手を用いたパフォーマンス、遠隔拍手システム等その利用法の数々をご紹介致します。

参考画像

  • 講演者画像
    高橋 征資
    慶應義塾大学大学院メディアデザイン研究科

ステージ

-mirage00パフォーマンス

日時
10月22日(土)10:30~10:50
場所
日本科学未来館 1F センターステージ

本プログラムは10月22日(土)に2回開催いたします。
第1回 10:30~10:50 第2回 12:10~12:30

『mirage00』は直感的にタッチパネルの画 面を操作することで、音楽と映像をインタラクティブに生み出すことができる楽器です。生み出される映像は演奏者の周囲360°に映し出され、演奏者を中心に音楽と映像が観客を包み込み、観客の感情の起伏が波動として広がっていきます。この楽器一台、演奏者一人で簡単にインタラクティブな空間演出、音響演出を行うことができます。演奏方法は、中央のディスプレイ上で直感的、即興的に音源を選び、音と映像を生成します。 多数のLEDにより筐体にも反映され観客の注目を集めると同時に、 内蔵するプロジェクタと鏡によって映像が周囲の空間ごと包み込む新たなライブパフォーマンスのかたちを体験することができます。
http://o-planning.jp/mirage/

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  • 講演者画像
    山本哲也
    神戸大学大学院
  • 講演者画像
    外山敏和
    志成堂工務店 空間演出技師
  • 講演者画像
    見明 暢
    神戸芸術工科大学プロダクトデザイン学科 助教
  • 講演者画像
    大野 功二
    ゲームデザイナー

ステージ

-TOKYO AR SHOW

日時
10月22日(土)15:10~16:00
場所
日本科学未来館 1F センターステージ

AR(拡張現実感)は世の中を楽しく便利に拡張する技術です。
元祖ARである「ペッパーの幽霊」はテクノロジーとアートとエンターテインメントのすべての要素を持っていました。
「TOKYO AR SHOW」ではデモを交えながらARの今後の姿を楽しみながら体験していただきます。

  • 講演者画像
    稲見 昌彦
    慶應義塾大学大学院 教授
  • 講演者画像
    橋本 直
    独立行政法人 科学技術振興機構
  • 講演者画像
    川田 十夢
    ALTERNATIVE DESIGN++代表 / AR三兄弟 長男